どんなに良い洗いをしても、すべてのシミを洗いだけで落とすことは不可能です。

当店のシミ抜きは、漂白剤や特殊な薬品・蒸気などを使い、生地の風合いを損ねることのないよう、優しく処理をしています。そのため完全に落としきることができない場合もありますが、70cm離して見えないものは、完全処理としております。

特殊染み抜きの工程では何のシミか見極め、「油性処理」⇒「水性処理」⇒「タンパク質除去」⇒「漂白」⇒そして「補色（色かけ）」をしてできる限り元に近い状態を復元します。

数日経過したシミは空気中の酸素に触れ酸化変色をしている可能性があります。さらに紫外線を浴びている場合光による退色も考えられます。変色・退色・そして色素が付着している場合もクリーニングだけで落とすのは不可能です。

しみ抜き依頼の方法

1. 一度クリーニングで洗ってみる。・・・染み抜きはシミの面積で料金が決まります。一度クリーニングをして面積が小さくなれば染み抜き料金もお安くなります。
2. すぐに染み抜きしてほしい・・・すぐに使いたいお洋服の場合は先に染み抜きをしてから洗うほうが一番早く結果が出ます。時間を掛けられないお客様の場合はこれがおすすめです。

万が一パラパラ雨にあたった時、ビールやお醤油がかかってしまった時も、撥水加工をしてあると水滴がすぐにしみ込まずコロコロと転がり落ちます。雨の日に着用するスラックスや白っぽいおしゃれ服など大切に長く着るお洋服にお勧めです。

撥水剤を噴霧し熱を加えることで繊維の1本1本をコーティングします。

汗抜き加工は、ドライと水洗いの２WAY。油汚れと汗などの水性汚れの両方を落とします。

ゴワゴワ・ベタベタするスラックスやジャケットはありませんか？普段ドライクリーニングをしていても、汗をたくさん含んだ衣類は塩分が抜けきれず蓄積されていきゴワついたりシワが残ります。また水洗いだけでは、皮膚の油や排気ガスなどの油汚れが取れません。

汗が少し気になるときは、さらさらドライ加工がお手頃でおすすめです。

さらさらドライ加工では、汗抜き加工に比べると、ドライクリーニングのみで洗います。ドライ溶剤の中に水性の助剤をチャージすることで、水の微粒子を混ぜた中で洗います。軽い汗を含んだ商品や、水と相性の悪いシルクやベルベットなども洗えます。触り心地がさらさらとなり、袖の通りも良くなります。

汗が染みて重なって、ゴワゴワになってしまったスラックスなどは、汗抜き加工がおすすめです。

お気に入りのコートやニットはお洋服の防虫対策は、直接お洋服に防虫加工をすることが確実です。冬物の仕舞い洗いのタイミングでの加工するとベストです。

繊維を食べる虫はウールを好みます。中でもカシミヤやアンゴラなどの柔らかな獣毛繊維が大好きです。

上質のウールほどスラックスの折り目が取れやすいものです。まして雨の日には、あっという間にラインが取れてしまいます。

シロセット加工をしたスラックスでは、吊るしておくと一晩の間にラインが蘇ります。スラックスのアイロンかけから一気に解放されます。

気に入ってよく着ている洋服ほど毛玉が出来てしまいます。毛玉が取れると見違えるようにきれいになります。毛玉さえなければまだまだ着られるお洋服、そんな時はプロの毛玉取りをご相談ください。